津波の影響を受けやすいといわれる青森県三沢市。28品目のアレルギー物質不使用で省スペースに保管できることから、市内在住のご高齢者約8,000人を対象に長寿のお祝い品として防災用備蓄非常食の「リポビタンゼリー長期保存用」を贈呈したところ、慣れ親しんだエナジー風味のゼリーが評判となり、高齢者の防災意識づくりのきっかけとなりました。

避難所での生活環境を改善するにあたって、住民の皆さまのニーズに対応できるよう備蓄物資を見直しました。誰でも使えるというユニバーサルデザインの観点から、飲み込むことが苦手な方でも摂取しやすい備蓄物資が必要だと考え、2023年度からリポビタンゼリー長期保存用を採用しています。
能登地震発生直後、石川県内の避難所での支援を行う中で、改めてなじみがあるブランドの安心感、調理が不要で即食できる非常食の有用性を実感しました。

地震などの災害でインフラがストップした場合でも調理や水が不要で、1袋で200kcalのエネルギーを手軽に補給できることが採用した主な理由でした。ポケットなどで携帯できるコンパクトなサイズで、災害時に徒歩で帰宅する際にも、手軽に栄養補給ができる「持ち帰り用としての活用」を想定。アレルギー28品目が不使用という点も決め手になりました。緊急時用食糧保管庫にて保管し賞味期限切れのないよう年１度のチェックを実施しています。